撲殺メンソール

アクセスカウンタ

zoom RSS 父親が死んで骨になって壺に入った

<<   作成日時 : 2016/02/19 11:18   >>

トラックバック 0 / コメント 0

父親のお通夜とお葬式が終わりまして、喪主としてそこに居たわけですが。
葬式には劇団員(と、元劇団員)もへらへらとやってきまして、小川さんや北島さんなんかと目があうと、お互いに笑ってしまいそうになり、泣き真似で誤魔化す、という、不謹慎を絵に描いたような時間帯もあった訳ですが、なんとか滞りなく終えることができました。
喪主として挨拶もしまして、以下に、当時をなるべく再現した挨拶文を記します

+++

本日はお忙しいところ、父、櫻井節也の葬儀にご会葬くださいまして、誠にありがとうございます。
遺族を代表いたしまして、一言申し上げます。
生前、あ、僕は長男なんですが、実は、生前、僕は父親から勘当されていた時期がありまして、そんな僕が遺族を代表して挨拶というのも、なんだかおかしいって感じですが、そこはどうか、ご容赦いただいて、最後まで聞いていただければと思います。
父親が癌になってから四年とちょっと経ちますが、今年に入ってから体調が悪くなりまして、正月明け、僕らを家に集め、これからの要望や希望、やるべきことなどを、真面目な人だったので、自分で作成した分厚いファイルを前に、僕らに伝えました。
その後、台所でタバコを吸っていた僕を呼び、「トモ、お前とは喋ったことがないから、喪主として葬式を迎えた時、いろんな人がお前に話をしにくるだろう、その時に話が合わないとまずいから」と、自らの略歴を、再就職の面接官を前にするかのごとく、丁寧に話し始めました。
その中で、父は、素晴らしい上司の方々や、優秀な部下の方々に恵まれ、そのお陰で仕事に邁進できたと語り、それは、本当に、素晴らしく、ありがたいことだったと言いました。
一通りの略歴を語った後、父は、しかし、人間とは、やり残したことがない、なんてことはない、と語り、自らも、ここに来ても、まだまだやりたいことはあるし、後悔もあると前置きした上で、だけど自分の人生に対して、7割は満足している、と語りました。
僕は、それを聞いて、なんだこの人、随分と幸せな人だな、と思って、でも、残りの3割はどういうことなんだろうと思い、自分なりに考えたんですが、それはきっと、母親を置いて先に死ぬってことが、心配だったり、後悔だったり、するのかなと思えて、それは、父の体調が悪くなって入院した際も、お見舞いに来て頂いた方々全員に、自らは喋るのも辛いほどの状態にありながら、母を宜しくお願いします、初子をよろしく、と、言っていたということを母や姉から聞きまして、ああ、そうなのか、やっぱりじゃあ、3割は、そういうことなのかって、腑に落ちた感じがしました。
なので、父の人生を、10割満足したものにするために、僕らも頑張っていこうと思いますが、私たちはまだまだ若輩者ですので、皆様のご指導、ご鞭撻、そして、応援、経済的援助、特に経済的援助、はい、そうです、お金をください(ここで横にいた母親が叩いてきたので)叩くんじゃないよ、すいません、はい、だからね、だからねとか言って、タメ口になっちゃいましたけど、すいません、あらためまして、お金を下さい、ははは、まあ、そんな感じですけど、父が、10割の満足を持ってあの世に行けるように、これから、精進していきたいと思っております。
えーと、ここからはじゃあ、持ってきた定型文読みます(葬儀社が用意してくれた締めの挨拶みたい部分を読んで)本日は誠に、ありがとうございました。

(拍手なし)

+++

まあ、こんな感じで、立派に挨拶しましたけど、拍手がないから、なんで拍手ないのか不思議で、でも、そうか、ああいう挨拶で拍手ってしないもんなんですね、危うくムカつくところでした。
母親はなんだか、ノイローゼのようになっていて、「お前だけが悲しいと思うなよ」「お父さんがいないとダメだとか言ってばっかりだけど、俺と姉ちゃんに失礼だと思わないのか」「姥捨山に捨てるぞ」「ああそうかよ、じゃあ自殺しろ」「家ではやるなよ、山でしろ」などと言われてばかりですが、どうなんでしょう、母親が狂乱すると、我慢しますけど、うん、これはねえ、時間が解決するものなんでしょうか。

最近連続で書いてきた、父親が死んだシリーズですけど、とりあえずここでおしまいにします。
死ぬ間際も、通夜も葬式も、そして今でも、一粒の涙も出ませんけど、あ、いねえのか、って思うことはあって、それがなんだか、そうか、死んだんだなって思えて、どうやらホントに死んだみたいです。
俺はもうちょっと生きます、頑張ります。

月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
父親が死んで骨になって壺に入った 撲殺メンソール/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる